【厚労省へ介護福祉士学会が要望書】

先週金曜日、
公益社団法人日本介護福祉士会が、厚労省へ要望書を提出しました。

内容は抜粋された部分と全文を掲載しているPDFとありますが、
要望は2点。今日はそのうちの1つを。

1 マスク、手袋、ガウン等の衛生用品の安定的供給体制の確保、非接触型体温計の確保


病原体=この場合はコロナウイルスを
持ち込まない、持ち出さない、拡げないことを徹底させる通知(3月10日の記事です)が2月に厚労省から出ているように、
介護の現場で働く方々は細心の注意を払って日々業務に携わっています。

しかしながら、デイサービス施設でクラスターが発生したりなど、
目に見えないウイルスに対してはどこまで神経を使って注意をしても、
そこを完全にゼロにするのは非常に難しい事だと思います。

更に、政府が段階的に自治体や事業所別にマスクを配布しているのはありがたいですが、
供給がまだまだ足りていない状況の中、
本来なら使い捨てマスクが1番衛生的にもかかわらず、
布マスクを使いまわしている現場が既にある今、そこからクラスターが発生する可能性も否定できません。

このような状況では
ウイルスがいつ施設内に持ち込まれてもおかしくありません。
マスクなどの上記衛星用品が不足する事は、
利用者様に感染させるリスク、そして現場で働く方々が感染した場合は施設での人手不足にもつながり、
介護崩壊を引きおこすきっかけにもなり得ます。

人の命を扱う医療現場にマスクなどは優先されるのは当然だという認識ですが、介護の先端で働く方々のリスクなどもぜひ考慮して頂けたら嬉しいですね。