昨日のブログの続きです。
公益社団法人日本介護福祉士会が、厚労省へ要望書を24日に提出しました。
要望は2点であり、1点はマスク・手袋・ガウンなどの衛生用品や体温計の確保。
もう1点は
2 介護福祉士等、介護従事者への特別手当等の給付
です。
とにかく、現場で働く介護従事者の負担は増加しています。
感染防止のため今まで以上の消毒作業やオンライン面会のための準備・・・
通常の業務にはなかった様々な業務内容が加わりました。
また、子どもがいる従事者は一斉休校により仕事を休まざるを得ない状況になり、
さらなる人手不足が生じている施設もあります。
「コロナウイルスに感染すると重症化しやすい」
一般的にそう言われている高齢者のケアは、普段以上に神経をとがらせ行わなければなりません。
そして、利用者の生活を支えるためには、活動自粛も現実的ではありません。
このような状況は既に長期化しています。
介護従事者は、利用者へはもちろん、自分の家族にも感染させてしまうリスクを持ちながら日々業務にあたっています。
このような状況では、心も体も疲弊し、モチベーションを保つことができません。
どうにかしてモチベーションを維持出来るような支援が必要です。
医療従事者に対しては、医療崩壊を防ぐための給付金やインセンティブなどの対策が具体的に進められています。
命の現場の最前線、それはしかるべき対応だともちろん思いますが、
介護の現場で「介護崩壊」が起こってしまったら、
利用者の方々の生活を支える事が出来ず、結果として利用者の方々の「命」が危険にさらされる可能性も一気に高まります。
感染のリスクに常に身をさらされながら業務にあたっている介護従事者へ対しても同様に
対策を講じて頂く事を願うばかりです。
福岡市では、4月15日に介護従事職員への特別給付金を支給するという
発表がありました。
自治体で大きな差があるとは思いますが、
自治体レベルでも国レベルでも、このような支援をぜひ、具体的に進めてほしいです。