東京・大阪・宮城の抗体検査

6月初旬から行われていた抗体検査の結果が出ました。

東京は0.1%、大阪は0.17%、宮城は0.03%、という事ですが、
思っていた以上に低いという印象です。

でも、いろいろな見方ができますね。
既に無症状感染している人たちが沢山いるのではないかという説もありました。
この数字だけ見ると非常に少ないのは確かですが、結果としては少なくとも自治体が発表している感染者数よりも、
かなり多くの方が感染していたという事になるという意見もあります。

この意見で例を挙げると、東京都が発表している感染者数は5592人、ですが東京都の人口(約1400万人)の0.1%となると、感染者数は14,000人にもなります。

もう一方で、今回のこの数字だけでは比率が低いこともあり、決してこの結果だけを重要視してはいけないという意見。
東京都の検査対象は豊島区・練馬区・板橋区でした。
感染者数が多く出ているほかのエリアであればまた、結果は違ったかもしれませんし、
今回国が実施した検査の中でも、検査結果に誤差が出ています。
この抗体検査自体の正確性を図るために、
例えば感染して回復された方などにも同じ検査を行うなど、他にも様々なやり方がありますね。

欧米と比較しても、感染者数・死亡率ともに著しく低い日本。
これが、他人とあまり接触しない文化(握手やハグなど)や3密にならないよう意識して心掛けた結果なのか、
そもそもコロナに強い免疫のようなものが備わっているのか、検証を進めてほしいと思います。