【高齢者住宅新聞より】自宅でできる介護リハビリを無償提供

緊急事態宣言が発令されてから、営業自粛を余儀なくされているデイサービスセンターが少なくありません。

実際の所、4月下旬に行われたNHKの調査では、デイサービス含め883ヶ所もの介護事業所が休業しています。

この休業が続く事により、介護事業所の経営存続危機という問題が発生する可能性が出てきます。


また、
デイサービス等で体力・身体的機能を維持してきた利用者が
営業自粛により在宅する状態が長くなると、運動不足により体力低下、身体的機能の低下が懸念されます。

自粛中にこのような機能の低下が進んでしまうと、
いざ営業再開となった時に今までのように通所できなくなるリスクもあり、
利用者にとって体力の維持というのは非常に重要です。

そこで、自宅にいながら高齢者の体力維持・身体的機能維持の緊急支援として、

株式会社 Rehab for JAPANが、「自宅でできる介護リハビリ」特設サイトを開設し、
3月18日~5月31日まで、約2500種にも及ぶ運動マニュアルを無償提供しています。


対象となるのは、


・デイサービス、デイケア、居宅介護支援事業所などの介護従事者の皆様
・デイサービスに通えていないご利用者およびご家族の皆様
との事です。


こちらに申し込みのリンクを貼っておきますので、ご興味のある介護事業者様はぜひご覧になってみてください。


https://rehaplan.jp/keeprehab/

【レムデシビル】本日中に承認か

今日の夜に審議会が開かれ、早ければ今日中にレムデシビルが新型コロナウイルスの特効薬として承認されそうです。

 

レムデシビルは、もともとはエボラ出血熱の治療薬として開発された抗ウイルス薬。

 

ウイルスを複製する物質を阻害する効果があります。

(この、「複製する物質」というのは限定されており、

限定された中にコロナウイルスも含まれる、というニュアンスです)

 

この効果によりコロナウイルスの増殖を抑え、症状を改善させる期待されています。

 

通常でしたら申請から承認まで1年ほどかかるそうですが、

海外での承認を条件とした「特例承認」を適用する見込みで、

審査期間を大幅に短縮するそうです。

レムデシビルともう一方でアビガンの使用に関して、世間でも専門家の間でも様々な論議が交わされています。

 

 

アビガンは主に軽症患者に対して一定の効果が認められているものの、

重症化した患者には大きな効果が見込めない事が今までの経過で分かってきました。

 

それに対しレムデシビルは重症患者の症状を緩和させる効果が認められているらしく、

こちらの承認が優先されたと思われます。

初期の患者に対しても効果が認められた、という報告もありました。

 

ただ、アビガンも国内で4月下旬時点で2000例以上の使用例があり、

軽症患者に対して有効というデータもある事から、

国は5月中の承認を目指しています。

 

 

レムデシビル、アビガンともに副作用の心配がありますが、

1日も早く承認され、必要な患者様に届く事を願います。

 

【NHKニュースより】集団感染した福祉施設に食事支援

集団感染が発生した福祉施設内で、
食事などの時間が持てなくなっている職員の方々のために、
近隣の福祉事業所が食事の支援をしているそうです。

集団感染が発生した施設は、職員・入所者ともに感染者が出ましたが、
残念ながら入所者13名の方々が亡くなられました。

先日のブログでも書きましたが、
コロナウイルスが発生して以来、介護施設での業務量は非常に増加しています。


ましてや集団感染が発生した施設は更に厳しい対応をされていると思います。

そして現在も感染している入所者の方々を施設内でケアされているそうです。

通常のケアに加え、消毒、換気などの徹底した管理を遂行していると、
食事をとる時間や、休憩でお弁当を買いに、といった時間も削られてしまうのは当然の流れかもしれません。

そのような中、
状況を知った近隣施設の事業所の方々が、
「少しでも役に立てれば」と職員の方々のために地元のカレー店で購入したお弁当30食を届けたそうです。

「職員のみなさんが大変な思いをしながら頑張っていると聞いて少しでも力になれたらと思い、昼食を届けました。
これ以上、感染が拡がらないよう祈っています」

届けた事業所の方のお言葉です。


頂いた職員の方々、嬉しかっただろうと思います。

お弁当はもちろんですが、その気持ちが何より嬉しかったのではないかと思います。

大変な状況の中でも、こうして手を差し伸べ支援してくださる方々がいるというのは、

本当に心強いですね。

今日も最前線で働いてくださっている介護従事者の方々、本当にありがとうございます。