コロナワクチン、国内初の治験開始

医療ベンチャーのアンジェス株式会社(大阪府)が本日、

大阪大学と共同開発したコロナウイルスのワクチンの治験を始めると発表しました。

治験まで進むのは国内で初めての事です。

大阪市立大学付属病院で30人に接種する予定だそうです。

このワクチンは「DNAワクチン」というものらしく、世界でも実用化された事がない新しいタイプのもの。

コロナウイルスを弱らせて免疫を得るものではなく、複製したウイルスのDNAの一部を体内に取り込んで免疫を得るものだそうです。

10月以降は更に治験者を300人に増やし対応していく予定とのこと。

このワクチンに有効性がある事を願います。

【感染への対策指導】(株)キャピタルメディカ

高齢者住宅新聞の記事です。

(株)キャピタルメディカ(東京都港区)は、病院経営のサポートや医療周辺のサービス、そして高齢者事業などを展開されている企業です。

 

この度、元競泳選手の北島康介氏が社長を務める「IMPRINT」(同・渋谷区)とアドバイザリー契約を締結したそうです。

IMPRINT社との契約書は、同社のスイムトレーニング施設である「AQUALAB」に発行されたとのこと。

ロッカールームやビート板など、共有せざるを得ないものの扱いに関して、ガイドラインを設けているそうです。

確かに、コロナ禍においてフィットネスクラブなどのトレーニング施設はかなりの営業自粛を余儀されました。

どういった部分をどのようにすれば安全なのか、密を防ぐことができるのか、

非常に現場は混乱したと聞いています。

これは、フィットネスクラブに限らず、身体機能の維持を主な目的としているデイサービスでも同じことだと思います。

一定のガイドラインがある事で施設ごとの対策の格差もなくなりますし、利用者にとっても安心材料となるのではないでしょうか。

 

東京都の感染者55人、働き方について考えました。

本日の東京都、新型コロナ感染者が55人に上っています。

50人を上回るのは5月5日以来とのこと。

新宿区で行われた繁華街での集団検査で10人以上、

更に、既に7名の感染が確認されている職場内で新たな感染者が複数名いるとのことです。

私たちは、もっと働き方について考えなくてはいけないのではないでしょうか。

都内の電車も日を追うごとにコロナ前とほぼ変わらなくなってきています。

あらゆる職場・企業があると思いますが、宣言中はほぼ全社員がリモート対応していたのに、

宣言が解除されると当然のように出社するようになる。

リモートで十分対応可能な方も沢山いるはずですし、なぜわざわざ通勤させるスタイルに戻してしまうのか。

せっかく新しい働き方ができると分かったのに、可能性を狭めてしまうのはもったいないですね。

個人的には全員が全員、今までのように出勤するスタイルにこだわる必要はないと思います。

必要であればオフィス、そうでなければリモートなど、選択肢があった方が働きやすいですよね。

弊社は現在、私以外のほとんどのスタッフがリモートワークです。

それでも、業務に支障がでるかといえばそんな事も全くありません。

確かに、コミュニケーションの密さは、日々オフィスで顔を合わせているより少なくなりがちですが、

チャット等を用いて解決できています。

通勤になると片道1時間半かかるスタッフもいますが、往復3時間かけて通ってもらうよりも、

その3時間であらゆる作業を進めてもらう方がよほど効率がよいです。

もちろん、オフィスに来ないとできない業務などもありますが、

柔軟な働き方により貴重な人材が働き続けられる環境を提供する事の方が、より大切だと考えています。

 

【高齢者住宅新聞より】ウィズコロナ、ケアは感染リスクとどう向き合うか?

高齢者住宅新聞(オンライン)、医療法人社団悠翔会理事長・佐々木氏の記事です。

 

新型コロナウイルスは拡大こそ収まっているものの、現在もクラスターが発生したりするなどして感染者がゼロになる事はありません。

 

感染を完全に防ぐ事は無理。

 

ならばどうやってコロナと共存していくのがよいのかを考察とともに述べられおり、私自身考えさせられる内容でした。

 

大まかな内容としては、

①コロナを「災害」として捉え、被害にあった際どれだけそれ以上の大きな被害を食い止められるか。

②「災害」と捉えると、被災した(感染者がいる)という事実は隠しきる事が出来ない。その為、情報は隠さず正しく発信する。そうすることで風評被害を防ぎ、周囲や地域の意識をポジティブなものに変えることが出来る。

③正しい知識を持って「防災」の準備をする。コロナを「正しく恐れる」ことにより、無駄な防災より人にコストをかける。

④高齢者の感染リスクはコロナだけではない。あらゆる感染のリスクがあるのでコロナだけに特化すると利用者のQOLの低下につながる可能性もある。リスクに対するバランスを今一度見直すことが重要。

https://www.koureisha-jutaku.com/newspaper/synthesis/20200617_04_1/

詳細は上記リンクから読むことができます。

 

接触確認アプリ「COCOA」

新型コロナウイルス感染者と接触した可能性があるかを確認できるアプリ「COCOA(ココア)」が、

241万ダウンロード(6月21日17時現在)を記録しているそうです。

 

私はまだですが、既にダウンロードされた方もかなりいらっしゃるようですね。

COCOA…なぜこのような名前をと思っていましたが、実は

 

COVID-19 Contact-Confirming Applicationの略称なんですね。厚労省のHPに書かれていました。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html

 

簡潔にまとめると、

①それぞれの個人情報やプライバシーが知られることなく、感染者と接触した可能性がある場合に通知をしてくれる

②通知が届くことで、検査や保健所のサポートが早く受けることができる

という内容です。

今までは症状があってもなかなか簡単に受診できない状況だったため、

このアプリで感染者と近い距離にいたと分かる事で、②に関しては大きなメリットかと思います。

 

通知が届いたのち、ご自身の体調や症状などの確認画面になり、

ご自身に症状があると回答した場合、速やかな受診の予約等を案内されるそうです。

症状が現状ない場合は更に、

知り合いや家族に感染者がいないかどうかなどの確認があり、回答によって上記同様受診と予約の案内がされるとのことです。

 

アプリ公開日より1か月は試行期間だそうですが、

国民の6割が登録しないと十分な効果が得られないとの指摘もあります。

また、もし自分が陽性と判定された場合は速やかにアプリに感染者情報として登録が必要です。

(この登録で自分と接触した可能性がある人へ通知がいく)

ルートゥースを入れ続けておかないと記録が残らないなど現時点で改善を望む部分もありますが、

感染防止や自分に少しでも感染の疑いがあった場合、効果を発揮してくれるアプリだと思います。

【高齢者住宅新聞より】新型コロナ 大クラスター回避のポイント

6月10日号の高齢者住宅新聞(オンライン)に掲載されている記事です。

https://www.koureisha-jutaku.com/newspaper/synthesis/20200610_03_2/


緊急事態宣言解除後も、感染者数が増加したり、クラスターが発生したりなど、
コロナウイルスが終息する気配はまだありません。

 

また、昨日の記事に書かせていただきましたが、
思っていた以上に陰性の方(抗体がない)が多いので、今後起こるであろう第2波にも注意していかなくてはなりませんね。

 

高齢者住宅新聞のこちらの記事では、
介護施設などでクラスターが発生しないための対策などについて言及されています。

 

職員の担当職場の小ユニット化(職員が利用者に総当たりでは感染拡大の恐れが広がる)や、
介護従事者と利用者が密接状態になる介助場面を洗いざらい書き出し、
場面ごとの状況や解決策を積み重ねていく事の重要性を説いています。

 

場面上、完全に密を避ける事は出来ないのは確かですが、
こうした事を少しずつ施設内で共有し、解決策を出していくことで密を以前より避けることができると思います。

東京・大阪・宮城の抗体検査

6月初旬から行われていた抗体検査の結果が出ました。

東京は0.1%、大阪は0.17%、宮城は0.03%、という事ですが、
思っていた以上に低いという印象です。

でも、いろいろな見方ができますね。
既に無症状感染している人たちが沢山いるのではないかという説もありました。
この数字だけ見ると非常に少ないのは確かですが、結果としては少なくとも自治体が発表している感染者数よりも、
かなり多くの方が感染していたという事になるという意見もあります。

この意見で例を挙げると、東京都が発表している感染者数は5592人、ですが東京都の人口(約1400万人)の0.1%となると、感染者数は14,000人にもなります。

もう一方で、今回のこの数字だけでは比率が低いこともあり、決してこの結果だけを重要視してはいけないという意見。
東京都の検査対象は豊島区・練馬区・板橋区でした。
感染者数が多く出ているほかのエリアであればまた、結果は違ったかもしれませんし、
今回国が実施した検査の中でも、検査結果に誤差が出ています。
この抗体検査自体の正確性を図るために、
例えば感染して回復された方などにも同じ検査を行うなど、他にも様々なやり方がありますね。

欧米と比較しても、感染者数・死亡率ともに著しく低い日本。
これが、他人とあまり接触しない文化(握手やハグなど)や3密にならないよう意識して心掛けた結果なのか、
そもそもコロナに強い免疫のようなものが備わっているのか、検証を進めてほしいと思います。

医療・介護、緊急融資1.3兆円増

令和2年度の第2次補正予算が可決しました。


歳出総額は31兆9114億円で、補整予算としては過去最大のものとなりました。

その中でも雇用と事業の継続・医療提供体制の支援などで大幅な予算拡充がされており、

医療や福祉事業に対する無担保の融資などで約1兆3200億円が計上されています。

詳細が高齢者住宅新聞に掲載されています。


https://www.koureisha-jutaku.com/newspaper/synthesis/20200610_02_1/