【医療・介護・福祉従事者へ支援を】「ふるさと納税」を利用した自治体の「応援基金」

こんにちは。八楽舎スタッフです。

神奈川県は、「神奈川コロナ医療・福祉等応援基金」

という、医療・介護従事者等の方々に対する支援として、ふるさと納税を活用しているのですね。

募集期間は8月12日まで、目標金額なども設定されています。

神奈川県民の私ですが、「応援基金」という形でのふるさと納税があるとは知りませんでした。お恥ずかしい限りです。

https://www.furusato-tax.jp/gcf/863

コロナに関するもので、他にも同様の「基金」としての取り組みをしている自治体があるのか調べてみたところ、

かなりの自治体が取り組んでいらっしゃいました。勉強不足で本当に申し訳ない気持ちです。

https://www.furusato-tax.jp/gcf/lp/gcf_corona-virus

介護従事者、医療従事者向けの応援基金はもちろん、

子ども達のためのものや、障がい者福祉のためのものなど、

各自治体で様々な取り組みをされています。

皆様もぜひ、サイトをのぞいてみてください。

 

【スタッフブログ】コロナ感染

八楽舎のスタッフKです。

今日はスタッフブログとしてこちらに書かせて頂きます。

 

緊急事態宣言も多くの地域で解除されましたが、

私の住まいは東京都に隣しているので、引き続き宣言下の中にいます。

 

コロナに関しては、感染してしまうリスクより感染させるリスクを意識しつつ、

神経質にならず生活しています。

 

身近で感染したという話も聞きませんし、

どこかで「他人事」と思っている自分がいたのも事実です。

 

しかし。

 

ある日、よく利用させて頂いているファストフード店が閉まっている事に気づきました。

 

入口に張り紙が貼られているのに気づき、近づいて読んでみると…

 

当店アルバイト従業員のうち1名の方が、〇〇日にコロナで陽性反応が出た

急遽営業を中止し、店内の消毒作業をしている

 

 

まとめるとこんな感じでした。

 

大変お恥ずかしいお話ですが、

これを読んだときに「コロナは身近に潜んでいる」と初めて感じた気がします。

 

実際に私が住まう地域で感染者は出ておりますが、

「私の周りにはいない」と、頭のどこかで勝手に思い込んでいたのでしょうね。

身近な存在のお店の方が罹患したと知ると、やはり少し怖さを感じました。

我が家が、その張り紙にある〇〇日の数日前にランチを購入したのも大きいと思います。

 

そのお店は、お客様に対してレジ前にガードをつけたり徹底されていたので、

感染する可能性は非常に低いと思います。

ですが先ほども書いたように、「こんな身近なところにコロナが!」という思いになりました。

 

「他人事」が「自分事」になった瞬間。

改めて、気を引き締めなくちゃと感じました。

 

 

緊急事態宣言以降、明らかに感染者の数も減りました。

そして宣言が解除された地域も多いため、全体的に気の緩みというのも感じ取れますよね。

 

でも、東京近辺はまだ解除されていませんし、

発令が続いている地域へ移動する事や不要不急の外出はまだ辛抱が必要だと思います。

 

話は戻りますが、

さきほどのお店で働く他の方々も消毒作業や突然の休業にご苦労されていると思います。

そして従業員さんも罹りたくて罹ったわけではないですし、ご本人が1番辛いところですよね。

 

消毒作業が完了して、他の従業員の方々の健康状態にも変化がなければ、

早く営業を再開してほしいなと思います。

介護「コロナ手当」助成(厚労省)

ついに厚労省が介護職への「コロナ助成」を始めました。

助成の対象となるのは、

①感染者や濃厚接触者に対応した事業所や施設

②休業要請を受けた事業所

③応援職員の派遣や利用者の受け入れで連携した事業所や施設など

と、されています。

上記の要件を満たしていれば、

特養などの入所施設、デイサービスなどの通所施設、および訪問介護事業所も助成対象となります。

具体的には、

コロナ禍で働く職員へ支払う特別手当

マスクや消毒液の購入費用

デイサービスが利用者への訪問サービスを実施する際に車を購入する費用など

これらが助成されるようです。

緊急事態宣言が発令される中、

デイサービスなどは営業自粛を余儀なくされることも少なくありませんでしたが、

入所施設などは感染対策を徹底した上で営業継続を厚労省からも求められてきました。

営業自粛により利用者の身体的機能や認知力の低下が危惧される事、

利用者が在宅介護になる事でそれを支える家族の生活が不安定なものになる事等など、

そういったリスクを回避するために出来る限りの対策を講じて日々就業されています。

4月下旬に日本介護福祉士会が厚労省に要望書を提出して約3週間ほどでしょうか。

この要望書には、マスク等の衛生用品の確保や介護従事者への特別手当給付などが盛り込まれていました。

今回は特別給付金ではなく助成ですが、まずはこのような手当が出る事は何よりですし、

大きく前進したと思います。

 

東京・大阪・宮城で1万人規模の抗体検査実施予定

来月より、複数自治体の住民約1万人を対象に、抗体検査を行うと加藤厚労相が表明しました。

感染者が多い東京と大阪、少ない宮城を対象にするといった話が出ているようです。

抗体検査、実は献血された血液で500検体ほど行われていたそうですが…

ここで使われた検体キットは複数種あり、

1つの検体に対して陽性判定・陰性判定ともに出てしまったりなど、

抗体検査キットに関しては種類によりまだまだ確実な結果が出ないという状況だと思います。

テレビなどでは500検体のうち0.6%が陽性だったと報じていましたが、

この数字も上記の状況の中なので、確証はないと思っています。

そもそも、献血された血液というのも日赤で保管されているものですし、

献血としての血液は健康状態が良好の方のものが前提なので、

ランダムな検体抽出という状態ではありません。

この状況下でどうやって抗体検査を実施していくのか。

更に確証あるデータをとるためにはどうすればよいのか。

ある新聞記事で見たのですが、

今月下旬にもアメリカの会社で開発された抗体検査キット2種が日本へ入ってくるようなんです。

厚労相が表明した来月からの抗体検査にこの2種が使用されるのか、

それはどこにも明記されていませんでしたが、この2種であると極めて確証高いデータがとれるのではないかと思います。

臨床用検査機器や検査薬を手掛けている、アメリカのオーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス社のものです。

ここで開発された2種のキットはそれぞれ役割が異なっており、

1つは感染初期に、もう一方は感染後期以降に有効だそうです。

そして、最も重要である、「特定の抗原を認識する性質」としては、

ありとあらゆる検査を繰り返した結果、双方100%との事(陽性結果を100%陽性だという保証はしていません。)

この2種の抗体検査キットが来月の検査に使用されるのであれば、

かなり高いデータが得られるのではないでしょうか。

福岡市、「ありがとう基金」創設

福岡市は5月5日、「ありがとう基金」を創設しました。

 

 

これは、自身の感染可能性も高い厳しい状況の中、

新型コロナウイルスに最前線で立ち向かっている医療従事者や介護従事者への感謝の気持ちを形にしたもの、とされています。

 

具体的な内容としては、(以下3点、福岡市のものを添付します)

 

 

①新型コロナウイルス感染者を受け入れる医療機関に対して、入院患者一人当たり30万円を支給する

 

②無症状または軽症の新型コロナウイルス感染者の療養先となる入所施設に対して、療養感染者一人当たり15万円を支給する

 

③防護服、マスク、消毒用エタノール等衛生資材を確保し、医療機関等へ配布する

 

 

また、

介護者が感染し入院する事になった場合、

 

要介護者のケアをするホームヘルプ事業所等に対し、要介護者一人当たり15万円を支給するといった取り決めもありました。

 

 

色々調べてみましたが、このような具体的な基金の創設などをされている自治体は今のところ確認できませんでした。

 

 

命を守る活動=医療現場、というイメージが先行するのはもちろん当然ですが、

日々感染のリスクを抱えて高齢者のケアにあたるのは介護従事者も同じです。

 

 

特に、介護従事者の労働条件や賃金に関しては、以前からさらなる向上を求める声が少なくありません。

福岡市のような取り組みが他の自治体でも行われる事を願います。

 

【レムデシビル】本日中に承認か

今日の夜に審議会が開かれ、早ければ今日中にレムデシビルが新型コロナウイルスの特効薬として承認されそうです。

 

レムデシビルは、もともとはエボラ出血熱の治療薬として開発された抗ウイルス薬。

 

ウイルスを複製する物質を阻害する効果があります。

(この、「複製する物質」というのは限定されており、

限定された中にコロナウイルスも含まれる、というニュアンスです)

 

この効果によりコロナウイルスの増殖を抑え、症状を改善させる期待されています。

 

通常でしたら申請から承認まで1年ほどかかるそうですが、

海外での承認を条件とした「特例承認」を適用する見込みで、

審査期間を大幅に短縮するそうです。

レムデシビルともう一方でアビガンの使用に関して、世間でも専門家の間でも様々な論議が交わされています。

 

 

アビガンは主に軽症患者に対して一定の効果が認められているものの、

重症化した患者には大きな効果が見込めない事が今までの経過で分かってきました。

 

それに対しレムデシビルは重症患者の症状を緩和させる効果が認められているらしく、

こちらの承認が優先されたと思われます。

初期の患者に対しても効果が認められた、という報告もありました。

 

ただ、アビガンも国内で4月下旬時点で2000例以上の使用例があり、

軽症患者に対して有効というデータもある事から、

国は5月中の承認を目指しています。

 

 

レムデシビル、アビガンともに副作用の心配がありますが、

1日も早く承認され、必要な患者様に届く事を願います。

 

自分が誰かを感染させてしまうという危機感

先週の続きをと思いましたが、その前に。

東京都を中心に週末は外出自粛要請が出ましたね。


私も以前まではそこまで神経質になっていませんでしたが、
都内での感染者が一気に増えている事などを考えると、このような要請は当然だろうと思います。
ロックダウンも時間の問題ではないかと個人的には考えていますが。


ただ、どこかで
「自分の周りに感染者がいない」
「持病がある高齢者が重篤化する」
など、どこかで他人事のように感じ、
「自分は大丈夫」と思っている方々も見受けられますよね。


あなたが感染して大丈夫なのは、言い方悪いですがどうでもいいんです。
あなたが誰かを感染させてしまったとしたら、どうするのですか?と思わずにいられません。


確かに、陽性でも無症状だとしたら知らないうちに誰かに感染させているかもしれません。
検査を受ける基準もある中なので、それは誰を責める事も出来ません。

しかし、
「もし自分が既に保菌していたら」と想像し、
出来る限りの予防や不要不急の外出は控える事はできます。


それは、自分を守るのはもちろんですが、
何よりあなたの大切な人達を守る事に繋がるのではないでしょうか。


志村けんさんが亡くなられました。
私は志村さんを観て育った世代なので、本当にショックです。


まだまだご活躍してほしかったですし、必ず復活されると信じていました。


だからこそ、改めて思うのです。
自分が誰かにうつしてしまうかもしれないという危機感を持ってほしいと。
あなたの大切な人達を守れるのは、あなたしかいないのです。


過度に恐れる必要はありませんが、
正しく恐れる必要はあります。


今私たちが出来ることを、頑張って続けていくしかありません。
長い時間がかかるとは思いますが、一人一人頑張っていきましょう。


志村けんさんのご冥福をお祈りいたします。

介護施設でのセラピー③<アニマルセラピー・症例>

昨日のブログから引き続き、今日は犬を用いたアニマルセラピーに関してです。

今日はいくつかの症例をご紹介したいと思います。

以下、岡山県で活動されている、介護高齢者ドッグセラピー協会による症例を抜粋します。

症例1
普段は意欲低下の状態で呼びかけにも反応せず、表情もないYさん(86歳男性)。
セラピードッグと対面したところ、頭を撫でたり足を揉んだりして可愛がる様子を見せた。発語は見られないものの、触りたいという意識は見られた。

症例2
車椅子で生活していてほとんど喋ることもないTさん(91歳男性)。
「おいで、おいで」の仕草を見せる。セラピードッグそれぞれの自己紹介ボードを見せると、「かわいいね。女の子か?」と気に入った様子をみせた。あやすように喋ったり、首輪を外してあげようとしたり、笑顔を見せた。

症例3
「私はアホじゃ、どうなってもええ」と自分への否定的な言葉がでやすく、介護拒否も出やすいMさん(77歳女性)。
セラピードッグと接すると「おりこうさん」とにこやかに犬を可愛がる様子を見せた。次第に「ダメじゃねえな」と前向きな発言も出るようになり、以前はしなかったあいさつをするように。

これらの症例は認知症患者様のものです。 

この文面だけですと、

「単に癒されているだけなのでは?」と思われる方も多いと思います。

では、その科学的根拠がどこにあるのか?

実際にドッグセラピーを用いたテストの結果が残っています。

それはまた明日。

介護施設でのセラピー②<アニマルセラピー>

「アニマルセラピー」

 

この言葉、よく聞きますよね。

 

 

小児病棟で過ごす子どもの横に寄り添うセラピードッグの番組を観たな・・・

老人ホームで高齢者の方々にかわいがられているワンコを観たことある!

 

このようなイメージをされる方も多いのではないでしょうか。

 

そもそも、アニマルセラピーとはどんなものか?

 

 

昨日のブログでも少し書きましたが、「セラピー」とは本来「治療・療法」という意味があります。

実はこれ、日本特有の造語らしく、本当は「動物介在療法」というらしいです。

 

 

更に詳しく定義すると、

 

動物介在療法…専門的な医療の現場で、犬を介在して行う補助療法

動物介在活動…情緒的な安定、QOLの向上を目指す

動物介在教育…子供の教育施設(幼稚園や小学校等)に赴き、命の大切さや動物と共生する意味を教える

 

この3つにおおまかに分類されます。

 

 

ですので、初めに書かれたような場面を観て、

「やっぱりこういうセラピーって癒しの効果があるんだね」

だけではなく、

 

 

その先には

「動物を通じて、

患者さまや利用者さまの精神的・身体的機能を向上させる効果」があるのだ

という事を、ぜひ知って頂きたいと思います。

 

 

 

アニマルセラピーは、元は古代ローマで負傷した兵士のリハビリに馬を用いて行っていたのは始まりだそうです。

ちなみに、現在もモンゴルでは馬を用いたアニマルセラピーが盛んに行われています。

 

そしてイルカもセラピーアニマルとして有名ですね。

 

犬を用いたセラピーは20世紀半ばから本格的に導入され初めたそうです。

 

 

現在は様々な団体が、セラピードッグやハンドラー(セラピードッグのパートナーになる人間)の育成に

力を入れています。

 

では、犬を用いたアニマルセラピーの実際の効果はいかほどでしょうか。

 

少しずつお知らせしていきたいと思います。

介護施設とセラピー

 

こんにちは。

 

 

今まで様々な介護施設事業者様と出会い、お仕事をさせて頂きてきた中で、

 

様々なセラピーを通して利用者様が心身ともにリラックスされている姿を見てまいりました。

 

 

そもそも「セラピー」の定義とは?

 

薬や投薬を行わない、現在における新しい治療法、というの広義のようです。

ここでいう「治療」というのは、心理療法や物理療法も含めます。

 

 

人としてのQOLを高め、維持していくために、

介護の現場では大きな役割を果たしています。

 

 

 

様々なセラピーがある中で私が知っている、または聞いた事があるのは

 

①アニマルセラピー

②メイクセラピー

③ミュージックセラピー

④アロマセラピー

⑤アートセラピー

 

です(他にもありましたらぜひ教えてください)。

 

明日以降、私の私見を述べさせていただければと思います。