八楽舎創業の想い

八楽舎代表の松田です。

おかげさまで当社は、今月4月で創業3年目を迎えました。

これもひとえに八楽舎のサービスを支持してくださるお客様、八楽舎を盛りたててくださる介護業界のみなさま、共に働く仲間たちのおかげです。

そこで、今週から3週にわたり
「八楽舎創業の想い」
社名【八楽舎】の由来
「八楽舎のこれから」

この3つについて、ブログの中でお話ししていきたいと思います。
初めてお話しする内容もありますので、どうぞお付き合いくださいませ。

八楽舎創業のきっかけ

お客様である施設関係者のみなさまや、介護業界に関わるみなさまに、よくご質問をいただきます。

「介護業界の人ではなかった松田社長が、どうやっていまの八楽舎のサービスを思いついたの?」

私は熊本県天草の出身なのですが、たまたま参加した同窓会で、友人が「固定費コスト削減」のサービスを個人事業として運営していることを知りました。

最初に友人から削減ノウハウを聞いたときには「本当にコスト削減が可能なのか?」

と半信半疑だったのですが、契約先の担当をいくつか引き継がせてもらい、導入時のシミュレーションプランや毎月のコスト削減レポートを自分なりに分析していくなかで、ひとつのことを確信したのです。

「初期費用をかけずに、確実にコスト削減ができる独自ノウハウは、多くの介護事業者の経営状態を良好にする本物のノウハウである」

事業として大きく展開できるサービスではないかと感じたのです。

事業展開におけるリスク

ただ、ノウハウが本物であると確信したものの、本格的に事業展開するには迷いもありました。

「大手コンサルティング会社がひしめく中で無名ベンチャーとしてイチからの参入」

「もとは個人事業主が細々と運営していたサービス」

「社長である自分は介護業界経験ゼロで起業も初挑戦」

このようなマイナス条件が揃う中、開業に踏み切るのは無謀だと周囲に言われました。

創業にかけた想い

不安を感じる中で私を突き動かしたもののひとつが2015年の介護報酬改定です。改定により、多くの介護事業者が経営上の打撃を受けたという話や、介護保険の点数を稼げなくなり、介護施設が閉鎖に追い込まれるという話も聞きました。

「介護施設の廃業」で脳裏をよぎったのが亡くなった父親のことです。

父親は故郷天草の特別養護老人ホームで手厚い介護を受け、職員のみなさまに本当に良くしていただき、最期は家族と職員のみなさまに見守られて安らかに最期を迎えることができました。

介護施設の利用者にとって、介護施設は「第二の家」。

施設の廃業により、利用者は通い慣れた施設から別の施設へと移ることを余儀なくされる。家族同様に接していたスタッフさんとも会えなくなる。

「確実にコスト削減ができる」八楽舎のノウハウを取り入れてもらえれば、施設経営者、スタッフだけではなく、利用者にも喜ばれる。利用者が慣れ親しんだ暮らしを手放さずに済む。

これほど多くの人を幸せにできるビジネスプランはないと思い、八楽舎の開業、介護業界への本格的な参入を決意するに至りました。

さて、ここまで、八楽舎の創業に至る経緯をお話しいたしました。

次週は、これもよくご質問いただく、社名「八楽舎」の由来についてお話しいたします。どうぞ引き続きお付き合いくださいませ。

八楽舎代表 松田浩幸