福岡市は5月5日、「ありがとう基金」を創設しました。
これは、自身の感染可能性も高い厳しい状況の中、
新型コロナウイルスに最前線で立ち向かっている医療従事者や介護従事者への感謝の気持ちを形にしたもの、とされています。
具体的な内容としては、(以下3点、福岡市のものを添付します)
①新型コロナウイルス感染者を受け入れる医療機関に対して、入院患者一人当たり30万円を支給する
②無症状または軽症の新型コロナウイルス感染者の療養先となる入所施設に対して、療養感染者一人当たり15万円を支給する
③防護服、マスク、消毒用エタノール等衛生資材を確保し、医療機関等へ配布する
また、
介護者が感染し入院する事になった場合、
要介護者のケアをするホームヘルプ事業所等に対し、要介護者一人当たり15万円を支給するといった取り決めもありました。
色々調べてみましたが、このような具体的な基金の創設などをされている自治体は今のところ確認できませんでした。
命を守る活動=医療現場、というイメージが先行するのはもちろん当然ですが、
日々感染のリスクを抱えて高齢者のケアにあたるのは介護従事者も同じです。
特に、介護従事者の労働条件や賃金に関しては、以前からさらなる向上を求める声が少なくありません。
福岡市のような取り組みが他の自治体でも行われる事を願います。