東京・大阪・宮城で抗体検査開始

大阪のみ3日からですが、東京と宮城(仙台)は昨日から始まったそうです。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020060100069&g=soc


以前のブログで抗体検査が始まるという記事を書きましたが、

1日から始まるとは思っていた以上に早いですね。


抗体検査キットはメーカーによっても正確性が異なりますし、
そもそも抗体検査の信ぴょう性自体に疑問を投げかける声も少なくありませんでした。

また、東京、大阪、仙台で各3000名、東京は無作為、大阪は希望者との事なので、
サンプリングとしてバランスがとれているのかどうか、という声も上がっています。


ただ、私が調べ切れていないので確信を持って発信する事はできないのですが、
今回の抗体検査は上記のブログで紹介していた抗体キット2種と、もう1種類の計3種で行うという情報もありました(本当かどうかは分かりません)。
もしそうであれば、今回はかなり精度の高い結果が期待できるのではないでしょうか。

【スタッフブログ】コロナ感染

八楽舎のスタッフKです。

今日はスタッフブログとしてこちらに書かせて頂きます。

 

緊急事態宣言も多くの地域で解除されましたが、

私の住まいは東京都に隣しているので、引き続き宣言下の中にいます。

 

コロナに関しては、感染してしまうリスクより感染させるリスクを意識しつつ、

神経質にならず生活しています。

 

身近で感染したという話も聞きませんし、

どこかで「他人事」と思っている自分がいたのも事実です。

 

しかし。

 

ある日、よく利用させて頂いているファストフード店が閉まっている事に気づきました。

 

入口に張り紙が貼られているのに気づき、近づいて読んでみると…

 

当店アルバイト従業員のうち1名の方が、〇〇日にコロナで陽性反応が出た

急遽営業を中止し、店内の消毒作業をしている

 

 

まとめるとこんな感じでした。

 

大変お恥ずかしいお話ですが、

これを読んだときに「コロナは身近に潜んでいる」と初めて感じた気がします。

 

実際に私が住まう地域で感染者は出ておりますが、

「私の周りにはいない」と、頭のどこかで勝手に思い込んでいたのでしょうね。

身近な存在のお店の方が罹患したと知ると、やはり少し怖さを感じました。

我が家が、その張り紙にある〇〇日の数日前にランチを購入したのも大きいと思います。

 

そのお店は、お客様に対してレジ前にガードをつけたり徹底されていたので、

感染する可能性は非常に低いと思います。

ですが先ほども書いたように、「こんな身近なところにコロナが!」という思いになりました。

 

「他人事」が「自分事」になった瞬間。

改めて、気を引き締めなくちゃと感じました。

 

 

緊急事態宣言以降、明らかに感染者の数も減りました。

そして宣言が解除された地域も多いため、全体的に気の緩みというのも感じ取れますよね。

 

でも、東京近辺はまだ解除されていませんし、

発令が続いている地域へ移動する事や不要不急の外出はまだ辛抱が必要だと思います。

 

話は戻りますが、

さきほどのお店で働く他の方々も消毒作業や突然の休業にご苦労されていると思います。

そして従業員さんも罹りたくて罹ったわけではないですし、ご本人が1番辛いところですよね。

 

消毒作業が完了して、他の従業員の方々の健康状態にも変化がなければ、

早く営業を再開してほしいなと思います。

介護「コロナ手当」助成(厚労省)

ついに厚労省が介護職への「コロナ助成」を始めました。

助成の対象となるのは、

①感染者や濃厚接触者に対応した事業所や施設

②休業要請を受けた事業所

③応援職員の派遣や利用者の受け入れで連携した事業所や施設など

と、されています。

上記の要件を満たしていれば、

特養などの入所施設、デイサービスなどの通所施設、および訪問介護事業所も助成対象となります。

具体的には、

コロナ禍で働く職員へ支払う特別手当

マスクや消毒液の購入費用

デイサービスが利用者への訪問サービスを実施する際に車を購入する費用など

これらが助成されるようです。

緊急事態宣言が発令される中、

デイサービスなどは営業自粛を余儀なくされることも少なくありませんでしたが、

入所施設などは感染対策を徹底した上で営業継続を厚労省からも求められてきました。

営業自粛により利用者の身体的機能や認知力の低下が危惧される事、

利用者が在宅介護になる事でそれを支える家族の生活が不安定なものになる事等など、

そういったリスクを回避するために出来る限りの対策を講じて日々就業されています。

4月下旬に日本介護福祉士会が厚労省に要望書を提出して約3週間ほどでしょうか。

この要望書には、マスク等の衛生用品の確保や介護従事者への特別手当給付などが盛り込まれていました。

今回は特別給付金ではなく助成ですが、まずはこのような手当が出る事は何よりですし、

大きく前進したと思います。

 

東京・大阪・宮城で1万人規模の抗体検査実施予定

来月より、複数自治体の住民約1万人を対象に、抗体検査を行うと加藤厚労相が表明しました。

感染者が多い東京と大阪、少ない宮城を対象にするといった話が出ているようです。

抗体検査、実は献血された血液で500検体ほど行われていたそうですが…

ここで使われた検体キットは複数種あり、

1つの検体に対して陽性判定・陰性判定ともに出てしまったりなど、

抗体検査キットに関しては種類によりまだまだ確実な結果が出ないという状況だと思います。

テレビなどでは500検体のうち0.6%が陽性だったと報じていましたが、

この数字も上記の状況の中なので、確証はないと思っています。

そもそも、献血された血液というのも日赤で保管されているものですし、

献血としての血液は健康状態が良好の方のものが前提なので、

ランダムな検体抽出という状態ではありません。

この状況下でどうやって抗体検査を実施していくのか。

更に確証あるデータをとるためにはどうすればよいのか。

ある新聞記事で見たのですが、

今月下旬にもアメリカの会社で開発された抗体検査キット2種が日本へ入ってくるようなんです。

厚労相が表明した来月からの抗体検査にこの2種が使用されるのか、

それはどこにも明記されていませんでしたが、この2種であると極めて確証高いデータがとれるのではないかと思います。

臨床用検査機器や検査薬を手掛けている、アメリカのオーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス社のものです。

ここで開発された2種のキットはそれぞれ役割が異なっており、

1つは感染初期に、もう一方は感染後期以降に有効だそうです。

そして、最も重要である、「特定の抗原を認識する性質」としては、

ありとあらゆる検査を繰り返した結果、双方100%との事(陽性結果を100%陽性だという保証はしていません。)

この2種の抗体検査キットが来月の検査に使用されるのであれば、

かなり高いデータが得られるのではないでしょうか。

緊急事態宣言解除

14日に、34県の緊急事態宣言の解除を解除するとの事でしたが、

特定警戒都道府県のうち福岡・京都・愛知も解除する方向で検討されているようですね。

 

解除の基準が「直近1週間で10万人あたりの感染者が0.5人以下」ということが基準の目安として検討されている、といった報道も出ています。

 

ただ、解除されたからと言って、県をまたいで移動する方々が急激増えたり、

マスクをしないで公共交通機関に乗ってしまうようなことはせず、

自粛期間と同じように「予防の徹底」を心掛けていきたいです。

 

 

コロナの「第2派」がまた押し寄せている諸国もありますし、

これはもう個人個人の意識の在り方に委ねる事しかできませんが。

経済活動を再開させる事も非常に重要で、

このまま自粛が続くと経済苦で命を落とす方々も出てきてしまいます。

ウイルスと人間は長い歴史の中でずっと戦ってきています。

戦いの中でワクチンが生まれ、共存しています。

 

個人的に、全国規模で自粛をする限界まで来ていると思います。

明日の対策本部会議で最終決定がなされるようです。

 

【レムデシビル】本日中に承認か

今日の夜に審議会が開かれ、早ければ今日中にレムデシビルが新型コロナウイルスの特効薬として承認されそうです。

 

レムデシビルは、もともとはエボラ出血熱の治療薬として開発された抗ウイルス薬。

 

ウイルスを複製する物質を阻害する効果があります。

(この、「複製する物質」というのは限定されており、

限定された中にコロナウイルスも含まれる、というニュアンスです)

 

この効果によりコロナウイルスの増殖を抑え、症状を改善させる期待されています。

 

通常でしたら申請から承認まで1年ほどかかるそうですが、

海外での承認を条件とした「特例承認」を適用する見込みで、

審査期間を大幅に短縮するそうです。

レムデシビルともう一方でアビガンの使用に関して、世間でも専門家の間でも様々な論議が交わされています。

 

 

アビガンは主に軽症患者に対して一定の効果が認められているものの、

重症化した患者には大きな効果が見込めない事が今までの経過で分かってきました。

 

それに対しレムデシビルは重症患者の症状を緩和させる効果が認められているらしく、

こちらの承認が優先されたと思われます。

初期の患者に対しても効果が認められた、という報告もありました。

 

ただ、アビガンも国内で4月下旬時点で2000例以上の使用例があり、

軽症患者に対して有効というデータもある事から、

国は5月中の承認を目指しています。

 

 

レムデシビル、アビガンともに副作用の心配がありますが、

1日も早く承認され、必要な患者様に届く事を願います。

 

【厚労省より】介護従事者等に労災適用

28日、厚生労働省よりこのような発表がありました。

 

https://www.mhlw.go.jp/content/000626126.pdf

 

おおまかに説明しますと、

 

●医療従事者、介護従事者がコロナウイルスに感染した場合、労災適用を認める

 

という内容です。

 

もちろん、この感染経路が明らかに現場「以外」だった場合は適用外となります。

 

 

また、医療・介護従事者でなくとも、


感染した際の感染源が明らかに就業中の業務内にあったと分かる場合や、

感染リスクが高いとされている職業で、複数の感染者が出た場合なども、

専門家の意見などを踏まえつつ適宜判断するとの事です。

 


現在、4件の労災申請があり、調査を進めているそうです。

マスクや消毒用アルコールの不足に関する調査と国や自治体の動き

新型コロナウイルス感染防止のため、マスクや消毒用アルコールが未だ品薄となっています。

ネット販売などで少しずつ販売され始めてはいますが、価格はまちまちです。

また、近所にあるスーパーやドラッグストアでは常に

 

「本日分売り切れ」

「本日入荷なし」

など、買いたい時にはいつでも買えるという状況ではありません。

 

一般家庭でもコロナ対策や花粉症などで必要とされるマスク。

では、感染症にかかると重篤化しやすいといわれる高齢者が多く利用している福祉施設や事業所では現在、マスクや消毒用アルコールは足りているのでしょうか?

 

一般社団法人全国介護事業者連盟は、

加盟している全国の特別養護老人ホームなど約6000施設を対象に、

「新型コロナウイルス感染症に係るマスクや消毒用アルコールの不足状況」等を、

3月3日~4日にかけて緊急調査しています(有効回答1610件)。

 

それによりますと、約85%の事業所では、「3月分の使用量が十分に確保できていない」という結果が、

更に「在庫が全くない」という事業所も約9%を占める事が明らかとなりました。

1番多かったのが「予定数の41~50%の在庫状況」であり、相当数の施設でマスクが不足している事が分かります。

緊急調査:3月中のマスク使用量確保状況(図:全国介護事業者連盟)

100%(またはそれ以上)確保できている施設も全体の約15%を占めていますが、

本来であれば全ての施設で100%の在庫を確保出来ていなければならない中、

このような状況はやはり早急に解決が急がれる問題です。

3月10日、菅官房長官は参院内閣委員会で、厚労省・経産省・総務省の職員約40人で構成する「マスクチーム」を立ち上げましたと発表しました(立ち上げは9日)。

医療機関や福祉施設などに対し、自治体の備蓄の放出や企業からの優先供給を働きかけ、

マスクが不足している状況に円滑に対応するためとしています。

既に大分県や滋賀県、川崎市などが高齢者施設などにマスクの供給を始めています。

はじめにも書きましたが、

新型コロナウイルスは高齢であればあるほど重篤化しやすいと言われています。

また、昨日のブログでも触れましたが、

高齢者施設にはウイルスを持ち込まない事が非常に重要です。

マスクの使用は感染予防と共に「ウイルスを高齢者へうつさない」という大きな役割もあります。

日々、テレビで報道されているニュースで不安を感じ、ついつい買いだめをしたくなる心理状態に陥りやすいですが、

本当に必要な方々へ行き届くように、

そして私達も本当に必要な数だけを買うように、落ち着いた行動をとっていきたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

高齢者施設における新型コロナウイルスへの対応(厚生労働省)

新型コロナウイルスが猛威を振るっています。

3月10日現在で世界の102か国で感染が確認、

感染者はイタリア・韓国・イランの順に多く、特にイタリアとイランの感染者数の増加は著しいものがあります。

 

遡る事2月中旬より、厚生労働省は特別養護老人ホームやグループホーム含む高齢者施設へ向け、

新型コロナウイルスの対策徹底に関する通知を定期的に出しています。

 

簡単に内容を抜粋しますと、

 

ⅰ:高齢者はコロナ感染すると重篤化しやすいと言われる。

高齢者施設において感染経路を遮断するためには、

 

病原体を①持ち込まないこと

②持ち出さないこと

③拡げないこと

 

ⅱ:高齢者施設などの場合、こういった流行性の感染症は施設内から新たに発生して拡がる事は非常にまれであり、

主に施設外から持ち込まれるケースが大半を占めるため、

新規入所者はじめ面会者、実習生等、施設内に入る際には厳重な注意が必要である事

 

ⅲ:基本的な予防(咳エチケット、アルコール消毒、正しい手洗い等)の徹底

 

などが記載されています。

 

 

しかしながら、名古屋市ではデイサービスでの集団感染が発生、

市川市では福祉事業所でのクラスター感染も発生しているように、

感染経路が特定できない感染者も増えている中で、

どれだけ徹底したとしても「感染しない」という保証はありません。

 

親族との面会を禁止・制限を設けたり、

ボランティアの入室を禁止、地域交流会なども中止になるなど、

感染防止のための措置と分かってはいるものの、

 

あらゆる行動や活動が制限される事で生じる、

利用者の大きなストレスも新たな問題として今後出てくるのはないでしょうか。

 

コロナ感染を防ぐための措置により「安全」と、

それに伴う「ストレス」の均衡を図る事は、

施設職員の方々にとっても非常に難しい問題だと思います。

 

 

1日でも早く、コロナの流行が終息を迎え、事態が収束する事を願うばかりです。