介護「コロナ手当」助成(厚労省)

ついに厚労省が介護職への「コロナ助成」を始めました。

助成の対象となるのは、

①感染者や濃厚接触者に対応した事業所や施設

②休業要請を受けた事業所

③応援職員の派遣や利用者の受け入れで連携した事業所や施設など

と、されています。

上記の要件を満たしていれば、

特養などの入所施設、デイサービスなどの通所施設、および訪問介護事業所も助成対象となります。

具体的には、

コロナ禍で働く職員へ支払う特別手当

マスクや消毒液の購入費用

デイサービスが利用者への訪問サービスを実施する際に車を購入する費用など

これらが助成されるようです。

緊急事態宣言が発令される中、

デイサービスなどは営業自粛を余儀なくされることも少なくありませんでしたが、

入所施設などは感染対策を徹底した上で営業継続を厚労省からも求められてきました。

営業自粛により利用者の身体的機能や認知力の低下が危惧される事、

利用者が在宅介護になる事でそれを支える家族の生活が不安定なものになる事等など、

そういったリスクを回避するために出来る限りの対策を講じて日々就業されています。

4月下旬に日本介護福祉士会が厚労省に要望書を提出して約3週間ほどでしょうか。

この要望書には、マスク等の衛生用品の確保や介護従事者への特別手当給付などが盛り込まれていました。

今回は特別給付金ではなく助成ですが、まずはこのような手当が出る事は何よりですし、

大きく前進したと思います。