介護施設でのセラピー②<アニマルセラピー>

「アニマルセラピー」

 

この言葉、よく聞きますよね。

 

 

小児病棟で過ごす子どもの横に寄り添うセラピードッグの番組を観たな・・・

老人ホームで高齢者の方々にかわいがられているワンコを観たことある!

 

このようなイメージをされる方も多いのではないでしょうか。

 

そもそも、アニマルセラピーとはどんなものか?

 

 

昨日のブログでも少し書きましたが、「セラピー」とは本来「治療・療法」という意味があります。

実はこれ、日本特有の造語らしく、本当は「動物介在療法」というらしいです。

 

 

更に詳しく定義すると、

 

動物介在療法…専門的な医療の現場で、犬を介在して行う補助療法

動物介在活動…情緒的な安定、QOLの向上を目指す

動物介在教育…子供の教育施設(幼稚園や小学校等)に赴き、命の大切さや動物と共生する意味を教える

 

この3つにおおまかに分類されます。

 

 

ですので、初めに書かれたような場面を観て、

「やっぱりこういうセラピーって癒しの効果があるんだね」

だけではなく、

 

 

その先には

「動物を通じて、

患者さまや利用者さまの精神的・身体的機能を向上させる効果」があるのだ

という事を、ぜひ知って頂きたいと思います。

 

 

 

アニマルセラピーは、元は古代ローマで負傷した兵士のリハビリに馬を用いて行っていたのは始まりだそうです。

ちなみに、現在もモンゴルでは馬を用いたアニマルセラピーが盛んに行われています。

 

そしてイルカもセラピーアニマルとして有名ですね。

 

犬を用いたセラピーは20世紀半ばから本格的に導入され初めたそうです。

 

 

現在は様々な団体が、セラピードッグやハンドラー(セラピードッグのパートナーになる人間)の育成に

力を入れています。

 

では、犬を用いたアニマルセラピーの実際の効果はいかほどでしょうか。

 

少しずつお知らせしていきたいと思います。