【厚労省より】介護従事者等に労災適用

28日、厚生労働省よりこのような発表がありました。

 

https://www.mhlw.go.jp/content/000626126.pdf

 

おおまかに説明しますと、

 

●医療従事者、介護従事者がコロナウイルスに感染した場合、労災適用を認める

 

という内容です。

 

もちろん、この感染経路が明らかに現場「以外」だった場合は適用外となります。

 

 

また、医療・介護従事者でなくとも、


感染した際の感染源が明らかに就業中の業務内にあったと分かる場合や、

感染リスクが高いとされている職業で、複数の感染者が出た場合なども、

専門家の意見などを踏まえつつ適宜判断するとの事です。

 


現在、4件の労災申請があり、調査を進めているそうです。

【厚労省へ日本介護福祉士会が要望書②】

昨日のブログの続きです。

公益社団法人日本介護福祉士会が、厚労省へ要望書を24日に提出しました。

要望は2点であり、1点はマスク・手袋・ガウンなどの衛生用品や体温計の確保。

もう1点は

2 介護福祉士等、介護従事者への特別手当等の給付

です。

とにかく、現場で働く介護従事者の負担は増加しています。

感染防止のため今まで以上の消毒作業やオンライン面会のための準備・・・

通常の業務にはなかった様々な業務内容が加わりました。

また、子どもがいる従事者は一斉休校により仕事を休まざるを得ない状況になり、

さらなる人手不足が生じている施設もあります。

「コロナウイルスに感染すると重症化しやすい」

一般的にそう言われている高齢者のケアは、普段以上に神経をとがらせ行わなければなりません。

そして、利用者の生活を支えるためには、活動自粛も現実的ではありません。

このような状況は既に長期化しています。

介護従事者は、利用者へはもちろん、自分の家族にも感染させてしまうリスクを持ちながら日々業務にあたっています。

このような状況では、心も体も疲弊し、モチベーションを保つことができません。

どうにかしてモチベーションを維持出来るような支援が必要です。

医療従事者に対しては、医療崩壊を防ぐための給付金やインセンティブなどの対策が具体的に進められています。

命の現場の最前線、それはしかるべき対応だともちろん思いますが、

介護の現場で「介護崩壊」が起こってしまったら、

利用者の方々の生活を支える事が出来ず、結果として利用者の方々の「命」が危険にさらされる可能性も一気に高まります。

感染のリスクに常に身をさらされながら業務にあたっている介護従事者へ対しても同様に

対策を講じて頂く事を願うばかりです。

福岡市では、4月15日に介護従事職員への特別給付金を支給するという

発表がありました。

自治体で大きな差があるとは思いますが、

自治体レベルでも国レベルでも、このような支援をぜひ、具体的に進めてほしいです。

 

【厚労省へ介護福祉士学会が要望書】

先週金曜日、
公益社団法人日本介護福祉士会が、厚労省へ要望書を提出しました。

内容は抜粋された部分と全文を掲載しているPDFとありますが、
要望は2点。今日はそのうちの1つを。

1 マスク、手袋、ガウン等の衛生用品の安定的供給体制の確保、非接触型体温計の確保


病原体=この場合はコロナウイルスを
持ち込まない、持ち出さない、拡げないことを徹底させる通知(3月10日の記事です)が2月に厚労省から出ているように、
介護の現場で働く方々は細心の注意を払って日々業務に携わっています。

しかしながら、デイサービス施設でクラスターが発生したりなど、
目に見えないウイルスに対してはどこまで神経を使って注意をしても、
そこを完全にゼロにするのは非常に難しい事だと思います。

更に、政府が段階的に自治体や事業所別にマスクを配布しているのはありがたいですが、
供給がまだまだ足りていない状況の中、
本来なら使い捨てマスクが1番衛生的にもかかわらず、
布マスクを使いまわしている現場が既にある今、そこからクラスターが発生する可能性も否定できません。

このような状況では
ウイルスがいつ施設内に持ち込まれてもおかしくありません。
マスクなどの上記衛星用品が不足する事は、
利用者様に感染させるリスク、そして現場で働く方々が感染した場合は施設での人手不足にもつながり、
介護崩壊を引きおこすきっかけにもなり得ます。

人の命を扱う医療現場にマスクなどは優先されるのは当然だという認識ですが、介護の先端で働く方々のリスクなどもぜひ考慮して頂けたら嬉しいですね。

【スタッフブログ】大変だけど生きていく

八楽舎スタッフです。こんにちは。

今年の春は、いつもと全く違うものになってしまいましたね。

本来であれば、

桜の開花で町が色めいてみんなが浮き立ち、桜も、桜を見る人たちの心も見ごろを迎えたり

新しいスタートを迎えた人たちの、慣れない環境にそわそわしたような、

でも、これから沢山経験するであろう楽しい出来事を心待ちにしているような、

ピカピカした表情に出会えたり。

人間以外のものは、冬から春の移り変わりをありのまま受け入れ、色鮮やかに展開していますが、

私達人類はそういう気持ちにもなかなかなれませんね。

日々増える感染者数に、恐らく連休明けには終わらないであろう自粛生活。経済の停滞。

先が見えない不安に苛まれる方が沢山いらっしゃると思います。

ここから今までのような状態に戻るまでは、相当の時間がかかると思います。

でも、私達は生きていくしかありません。

自分の命がなくならない限り、生きるという活動は続きます。

生きていたかったのに、コロナで人生の幕を閉じる事になってしまった方々が沢山います。

私達は、そんな方々の分まで生きていかなければならないのではないでしょうか。

後悔のないようにキリリと生きていきたいと、改めて最近思うようになりました。

どうせ生きていくのであれば、

自分の人生に胸を張って「イエス」と言えるように生きていきたいです。

もちろん、他人に強制することではありませんし、

自分自身がやっている自粛なんてたかがしれている程度であることも自覚しています。

でも、後になって「あの時…」と後悔する事をできるだけ無くしたい。

だから私は、自分で出来る限りの事はしようと思います。

経済が大打撃を受けても、命さえあれば人は一歩を踏み出せます。

命がなくなってしまったら、もうその一歩さえ踏み出す事はできない。

もし踏み出す勇気がなくて流されたとしても、いきついた所で頑張ったっていいと思います。

後になって振り返ったときに、自分も周りも笑顔でいられたならば、

それは絶対的に「イエス」」といえるような生き方が出来たという事だと思うので。

だから今は、大変なことが沢山あるけれど、

なるようにしかならないという絶望とそこから湧き出る開き直りの中で、しばし辛抱・・・

後になって、「あの時…」と笑えることが沢山訪れますように!

複数の企業でアビガン用化合物や原料の生産再開

カネカや、

化学メーカーであるデンカ(東京都中央区)の糸魚川工場、

宇部興産(山口県宇部市)などで、

アビガンの成分のもとになる化合物などを生産する予定だそうです。

アビガンの原料は「マロン酸ジエチル」という有機化合物だそうで、

これらの企業が同じものを作るのかはニュースによって「原料」「化合物」などと記載が異なるので確かではないのですが、

アビガン増産に向けてこのような動きがあるのは嬉しい事です。

 

【日本経済新聞より】早ければ4月中にも・コロナ抗体検査に着手、厚労省が表明

厚労省がついにコロナの抗体検査に着手するようです。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58200670X10C20A4EA4000/

海外では既に始まっている抗体検査ですが

現状の検査結果で、既にドイツのある町では14%もの人が抗体を持っている事が分かりました。

また、アメリカではカリフォルニア州サンタクララ郡での抗体検査の結果を分析すると、

現時点で発表されていあるとる感染者数の50~85倍に及ぶ可能性があるとしています。

スイスでも来月までに抗体を調べる血液検査キットを投入すると発表しています。

抗体検査は、既に感染して抗体が出来ているかどうか調べるために非常に重要です。

これが実施できれば、どれくらいの方々が免疫を持っているか調査する事ができます。

まずは地域や条件を絞っての検査になりそうですが、

早く検査が現実のものになる事を強く願います。

 

【ご相談ください】次亜塩素酸水をお取引先様へお送りしました。

こんにちは。

ブログタイトルの通り、弊社のお取引先様へ、「次亜塩素酸水」をお送りしました。

皆様は「次亜塩素酸」(じあえんそさん)、ご存知でしょうか。

初めて耳にする方でも、「塩素酸」というワードで何となく想像がつくかもしれません。

次亜塩素酸は、Wikipediaの説明をかなり省略して一言で説明しますと、
塩素の1つで、酸化剤、漂白剤、殺菌剤として使われているものです。

厚生労働省のウイルス抑制マニュアルでも紹介されていたりなど、
消毒用アルコールが不足している現状、「ものに対する消毒」に関してにわかに注目され始めています。

先日の政府答弁では、手指消毒の有効性に関しての効果は未確認との事ですが、
人体に触れても害がないのが特徴です。

その安全性の高さゆえ、歯医者でのうがい薬に使用されたり、
食品添加物にも指定されたりしています。

コロナ禍で消毒用アルコールが不足している今、
安全性も高く消毒効果も高い「次亜塩素酸水」、気になりますよね。

介護施設事業者様にとりましても、
マスク不足やアルコール不足などでお困りの事業者様がいらっしゃると思います。
もしお困りの事業者様、いらっしゃいましたらぜひメッセージください。


また、「どこで売ってるの?」と思われた方、「次亜塩素酸水」を検索してみください。
販売されています。

ちなみに、「自分で作れるの?」と思われた方、作ろうと思えば作れるようですが、
おすすめしません。

この「次亜塩素酸水」、
「次亜塩素酸ナトリウムに炭酸水を混ぜて作る事ができる」とうたっているHPなどもありますが、
非常に危険ですのでやめましょう!!!!

化学の専門的知識がある方は作れるかもしれませんが、
一般的な方々はpH値をご自身で調べたり、水で薄めて濃度を調節しながらとの事。
「次亜塩素酸ナトリウム」というのは、よく耳にする「ハイター」や「カビキラー」などに使われているものです。
この2商品から分かるように、使い方を間違えると有毒ガスが発生する危険性もあります。


正しく安全に使用するには、やはり購入がおすすめかと思います。

改めまして、おこまりの介護事業者様、次亜塩素酸水のご相談などありましたらお気軽にメッセージくださいね。

消毒液の作り方等(厚労省HPより)

マスク不足と並び、医療現場や介護施設、ご家庭でも消毒液などが不足しているかと思います。

実際に、我が家も消毒液が底をつきそうです。

厚労省のHPに消毒液の作り方に関して記載がありました。→こちらです

 

 

 

「食器・手すり・ドアノブなど身近な物の消毒には、

アルコールよりも、熱水や塩素系漂白剤が有効です」との事です。

 

 

これは、コロナウイルスだけではなく、ノロウイルスにも効果的との事。

食器や箸などは、熱水80℃で10分。

布巾などにも使えますね。

ただ、火傷には本当に注意してください。

 

 

また、塩素系漂白剤ですが、

メーカーごとにどれくらい希釈すればよいか記載されています。

濃度0.05%で消毒が出来るそうです。

 

厚労省のHPでは、

使用にあたっては商品パッケージやHPの説明をご確認くださいと言った注意書きもあります。

 

誤った使い方をしてしまいますと金属などは腐食する可能性もありますし、

目に入ると失明する可能性もあります。

家事用手袋の使用や換気も必須です。

正しく使用して、しっかり対策を取りたいですね。

【マスクを介護施設に届けよう】マスクの寄付サイトがオープンしたそうです。

国からマスクが1世帯たり2枚寄付されるとの事ですが、

「我が家は全くマスクがないので2枚でも頂けるなら助かります」という方もいらっしゃれば

「我が家は予備があるので不要です」という方もいらっしゃいますよね。

それでは、

「我が家は不要です」という方、そのマスクはどうしましょう。

 

 

または、最近よく見かけるようになった、手作りの布マスク。

器用な方々が沢山作られて、販売したり、

マスクがなく困っている方へプレゼントされていたり…。

 

 

「もっとマスクがない事で困っている方々がいるのでは?」

そんな風に思われながら作ってらっしゃる方も少なくないと思います。

 

「我が家は不要なマスク」も、

「手作りマスク」も、

どうせなら、本当に必要としている方々へ使っていただけたらと思いませんか。

 

 

そして、介護施設関係者の皆様、

マスク不足の今、マスクを受け取る事が出来たらとても助かりませんか。

マスクを寄付できるサイトがオープンしたそうで、

Twitter上でもリツイートされていました。

https://www.sketter.jp/mask

 

 

マスクは医療現場に…はもちろんですが、医療現場だけではありません。

介護の現場でも、マスクはなくてはならないものです。

沢山のマスクを通して、沢山のお気持ちが集まりますように。